議員全員協議会
日本原燃株式会社MOX燃料加工施設等に
関する青森県議会議員全員協議会
日時:平成17年2月15日
場所:西棟8階大会議室
1.開 会  
 

・報告(知事)
・出席者紹介
・報告(経済産業省原子力安全・保安院)

2.質 疑  
  (1)自由民主党  清水  悦郎 議員
日本原燃MOX燃料加工施設等
質疑 新政会 中村 友信議員
    阿部  広悦 議員
    上野  正蔵 議員
  (2)新政会 中村  友信 議員
    山田   知 議員
  (3)公明・健政会 菊池  健治 議員
  (4)社民・農県民連合 渡辺  英彦 議員
    三上  隆雄 議員
  (5)真政クラブ 三橋  一三 議員
  (6)日本共産党 諏訪  益一 議員
  (7)無所属 鹿内    博 議員
3.閉 会  
平成17年2月15日
青森県議会議員全員協議会知事報告要旨
 本日、県議会議員全員協議会の開催をお願いいたしましたのは、日本原燃株式会社から立地協力要請があったMOX(モックス)燃料加工施設等について、御意見をお伺いするためであります。
  MOX燃料加工施設については、県として、安全確保を第一義に慎重に総合判断する必要があることから、まず、同施設の安全性について、平成十三年九月から平成十四年四月にかけて六名の各分野における専門家によるチェック・検討を行い、その結果、
○日本原燃(株)により計画されているMOX燃料加工施設に関する安全確保の考え方は、専門的知見、国内外の経験等に照らして妥当であり、安全審査指針等の基本的考え方に沿うものと考えられる。
○また、計画されている主要な安全対策は、我が国や諸外国の技術水準、実績、技術開発状況等に鑑みて、技術的に十分実施可能であると考えられる。
との結論を得ているところです。
  この検討結果については、平成十四年四月から七月にかけて、県議会議員、市町村長、当時の原子力政策青森賢人会議等に対し説明し、御意見を伺ったほか、県内六地区で県民を対象とした説明会を開催するなど広く周知を図ってきたところです。
  しかしながら、東京電力株式会社による不正問題や日本原燃株式会社における使用済燃料受入れ・貯蔵施設のプール水漏えい問題など六ヶ所再処理施設を巡る様々な動きがあったことから、県としては、事実上、検討を中断せざるを得ない状況が続いてきたところです。
  その後、日本原燃株式会社において、品質保証活動の第三者外部監査機関による定期監査の実施や施設の健全性を確保するための品質保証体制が改善されたことなど、検討を中断してきた要因が取り除かれたことから、県としては、MOX燃料加工施設に係る立地協力要請の検討を再開することといたしました。
  検討を進めるに当たっては、これまでの間の新たな知見等を加味する必要があることから、安全性チェック・検討会として、MOX燃料加工施設に係る品質保証体制等について、追加的に検討していただき、二月一日には、県に対し検討結果についての報告がありました。
  また、平成十七年一月十四日、国(原子力安全・保安院)から、日本原燃株式会社に対して同社の特定廃棄物管理施設のガラス固化体貯蔵建屋B棟及び再処理施設におけるガラス固化体を貯蔵する計四施設について、崩壊熱の除去解析の再評価を行うよう指示があり、再評価した結果、同社から一月二十八日に、「崩壊熱の除去解析に誤りがあり、ガラス固化体からの放射線を遮へいするために設けている迷路板部に問題があったことから、この部分の構造を遮へい機能を損なうことなく崩壊熱を除去できる構造に変更する。解析の誤り等の原因は当時の品質保証システムが十分に機能しなかったためである。」 との報告がありました。
  県としては、国(原子力安全・保安院)に対して今回の事態は県民に不安を抱かせるものであり極めて遺憾であり、設計及び工事の方法の変更認可申請が提出された際の厳正な審査と施工後の施設の健全性の確認を強く要請しました。また、松永原子力安全・保安院長からウラン試験継続に支障ないことを確認し、六ヶ所村長の意向を確認した結果、ウラン試験の継続は了とするものの、国により関係設備の健全性が確認されない限り、ウラン試験の最終段階の試験である総合確認試験をすべきでなく、また、アクティブ試験の安全協定の手続きに一切入らないことを宣言しました。さらに、一月三十一日に私から、中川経済産業大臣に対して「今回の事態は県民に不安を抱かせるものであり極めて遺憾である。」旨を伝え、国における厳正な審査と施工後の健全性を確認するよう強く要請するとともに、事業者に対する厳しい指導を要請しました。これに対し中川大臣から、「設計ミスの発覚で地元の信頼を損ない、不安を与え、監督責任者として心から申し訳なく思う。」「設計段階のミスであり、品質管理について厳正に審査し事業者を厳正に指導する。地元の信頼を取り戻すよう、国として最大限の努力をする。」 との回答がありました。
  このような状況を踏まえ、二月四日に開催した県議会議員説朋会において、MOX燃料加工施設に係る安全性チェック・検討会としての検討結果等について、議員の皆様方に、御説明したところでありますが、本日は、この県議会全員協議会において、県民を代表する議員各位の御意見をお伺いしたいと存じますので、何とぞよろしくお願いいたします。
  以上、御報告といたします。
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