建設公営企業委員会での質疑・答弁

平成15年9月30日(火)
 1 みちのく有料道路の料金割引実験を踏まえて、今後の利用促進策の方向性について伺いたい。(道路課)
 2 一般国道45号・102号(十和田市〜下田町間)の4車線化について(道路課)
 3 一般国道4号七戸バイパスの整備について(道路課)
 4 (仮称)下北・十和田湖・秋田縦貫自動車道路の整備について(道路課)
 5 主要地方道十和田三戸線(下切田〜横道工区)及び(指久保工区)の整備について(道路課)
 6 一般国道4号十和田バイパスの4車線化について(道路課)
 7 青森県建設業者等指名停止要領について(監理課)

会議録
●山内委員長
ただいま説明のありました議案に対して質疑を行います。
質疑ありませんか。−中村委員。
●中村委員

 この議案の平成15年度青森県一般会計補正予算(第2号)案の中の道路橋梁総務費の中に、みちのく有料道路の料金割引実験に要する経費を計上とあります。予算資料を見ますと、詳しく言いますと、有料道路料金社会実験に要する経費として2,484万円が計上されております。それで、聞くところによりますと、このみちのく有料道路の割引というのは、国土交通省の方で今、全国各地の自治体を対象にいわゆる募集、申請を受け付けているというふうに聞いておりますが、そもそもこの社会実験を導入されるに至った経緯はどういうことなのか、そのねらいというものはどういうものなのかをまずお聞きしたいと思います。よろしくお願いします。
●葛西道路課長
 お答えします。みちのく有料道路の利用促進につきましては、利便性のPR及び回数券の販売促進などに努めてきたところでございます。
 今回の社会実験は、料金割引による一般道路から有料道路への交通の転換等を促進することにより、有料道路の有効利用による増収を図るとともに、渋滞緩和などの効果、影響を精査検証することが目的となってございます。
●中村委員
 私、ここしばらくみちのく有料と、それからみちのく有料以外といいますか、平内町の方を今、交互に通ってまいりました。きょうも、料金所の方に聞いたら、1日平均どのぐらい通行しているんですかと聞きましたら、大体5,000台前後でしょうかという話がありました。多分そのぐらいだと思います。
 それで、昭和55年に供用開始になって、当初の見通しよりちょっと下回っているというふうに聞いております。それで、料金なんかを見ますと、′私は普通車ですから830円ですか。ところが、大型車T、Uとなりますと、大型車のTで
1,260円、大型車Uで2,940円ですよね。今、たまたまみちのく有料を通ってますと、新幹線の工事をやっていますから、工事関係のダンプカーがたくさん通りますけども、それ以外の大型車両はあんまり通ってないんですよね。私、
今度、平内町の方を通ってみますと、結構大型車両と頻繁に会うわけですよ。これはどうしてこう違うのかなというと、やっぱり私はこの大型車両のT、Uの料金の高さに要因があるのではないかなと。
 きのうの総括質疑の中でも、中央大橋の償還期限のことが出ておりました。昭和55年に供用開始ですから、たしか30年ですか、30年間は料金徴収するわけですけども、もし今後、このまま今の推移でいった場合において、未償還金ですか、債務残高はどのくらいになるものと認識していらっしゃいますか。大体の数字で結構ですので、教えていただきたいと思います。
●葛西道路課長
 現在のですね、平成14年度末の未償還額が、これは県出資金も含めまして183億8,000万余となってございます。年間約3億円程度の運営黒字が見込まれてございますので、最終年度、平成22年でございますが、その時点では1
37億3,400万余ということが債務残高として見込まれているということでございます。
●中村委員
 そうしますと、平成14年度末で183億8,000万円。大変膨大な数字で、中央大橋の話もきのうの総括質疑を聞いて多いなと思いましたけど、さらに多くてびっくりしております。このままいって、平成22年度は137億円ですから、40億円ちょっと下がるにしても、これは債務保証しているわけですよね。私は、とにかくこの打開をするには、普通車対策じゃなく、大型車対策じやないかなと。ですから、私は、今回のこの質問を通じまして、みちのく有料道路の料金割引実
験を踏まえて、今後の利用促進策の方向性についてということなんですが、一気には解決できないと思いますけども、私はこの回数券なんかも大型車両はもう大幅に割り引くようなことを考えないと、どんどんどんどん平内の方を通って、新幹線の工事が終わっちゃえばもうほとんど通らないような、そんな気がするんです。
 したがいまして、平成22年度の時点で137億円の債務保証があった場合、これから県は財政改革プランがありますので、非常に厳しい財政事業を抱えておりますが、もしその時点で県が肩がわり、債務保証ということになった場合は、一括ではちょっと私は無理なのかなと、そのときにはやはりきのうの本会議の答弁にもあったような、いわゆる分割ということも視野に入れてお考えになっているのか。それとも、それはそれとして、今後、今の割引実験、1カ月くらいですか、これを通してその都度状況判断を踏まえて判断していこうとしているのか。この点についてお伺いいたしたいと思います。
●葛西道路課長
 ただいまの点につきましては、今年2月の議会の際にですね、質疑で、すべての有料道路について多額の債務が見込まれるということで、そういうケースにおいては分割をして、平準化を図りながらその債務の負担の軽減を図っていくと、こういうようなことで実はお答え申し上げていたところでございます。
 それと、あと増収策について、このままでいいのかというふうな御議論になれば、今中村委員がおっしゃったとおり、この点については今まさしく社会実験等、そういったいろんな試みの中で、その道筋というふうなものを探っていきたいというふうなことを考えておりまして、特に御指摘のございました大型車については、一般道路を走る大型車、4号を走っているのは11.7%混入率がございます。それに対して、有料道路には5.2%程度の混入率しかないということでご
ざいますので、大型車TあるいはUの一点・・が有料道路に図られることで相当数ですね、改善もまた見込まれてくると。普通自動車よりも収支面では相当にきいてくるというふうなことがございますので、そういったことについてもきちっ
と把握できるような形の社会実験にしたいというふうに考えているところでございます。
●中村委員
 今、道路課長の方から大型車、国道4号線が11.7%で、みちのく有料道路が5.2%、倍開きがあります。これは本当に大きいと思います。私は、とにかく県土整備部所管のことにできるだけ協力したいので、自分がみずからみちのく
有料道路を通って、平内を通って、どうだどうだとこうやって調べているんですよ。ですから、私は所感を述べながら今提言型で質疑しているわけなんですが、これは要望になります。とにかく1カ月間の社会実験だけに終わることなしに、これはもう長期的視野に立って大型車対策をぜひ検討していただきたいということを申し述べて質疑を終わります。

●中村委員
 私は、省エネルギーに協力しまして簡潔に質問しますので。6件あるんですが早く終わりますので。
 実は、十和田市の重点事業要綱に関連しまして、整備部長も道路課長も他市の重点事業要綱で大変頭が痛いでしょうけども、私は県会議員という立場から、十和田市長を初め、十和田市の執行部の方々にも橋渡し役をしなければなりませんので、どうかその点をかんがみまして御答弁いただければと思います。
 道路課所管が5件、一般国道45号・102号(十和田市〜下田町間)の4車線化について、それから一般国道4号七戸バイパスの整備について、(仮称)下北・十和田湖・秋田縦貫自動車道路の整備について、主要地方道十和田三戸線(下切田〜横道工区)及び(指久保工区)の整備について、一般国道4号十和田バイパスの4車線化について。
 それでは、この5件のうち、十和田三戸線の下切田〜横道工区につきましては、去る6月20日の当委員会において道路課長よりの答弁で、今年度は引き続き用地取得及び工事の促進、既に橋場橋付近の改良工事を発注してございますと。12月までの工期ということで、整備中という答弁をいただいていますので、その後4カ月たっておりますが、その点について私、詳しく承知してませんので、詳しく教えていただければ。
 それから、監理課につきましては、青森県建設業者等指名停止要領についてお伺いいたします。これは、先般上北郡の東北町で2社が指名停止処分を受けたというふうに承知しておりますけど、この指名停止要領が適用されて処分されたというふうに聞いておりますが、どの事項が適用されて、どういった処分がなされたのかをお伺いしたいと思います。
 以上です。
●小山監理課長
 まず、青森県建設業者等指名停止要領についてでございます。
 この要領は、県が発注する建設工事において適正な指名業者等の選定に資することにより、適正な施行を図ることを目的として、指名停止に関して定めているものであります。
 同要領は、関係省庁等主要公共工事発注機関で構成する中央公契連が作成した指名停止モデルに準じて策定しております。
 指名停止要領の内容についてですが、建設業者のどのような行為について指名停止措置を行うのか、また、その指名停止の期間について定めたものであります。
 主なものといたしましては、工事施工に伴う過失行為があった場合、贈賄、独占禁止法違反、談合などの不正行為があった場合、指名停止措置を行うものとしております。
 指名停止の期間につきましては、その不正行為などの内容に応じて期間を定めておりまして、最も短いもので2週間、最も長いもので12カ月間となってございます。
 今回の指名停止の処分につきましては、天間林村の天間林土地改良区の役員選挙に絡む贈賄により指名停止要件に該当するものとして措置したものでございます。
●葛西道路課長
 まず最初に、国道45号・102号の十和田市から下田町間の4車線化についてでございますが、これ声こにつきましては、百石道路の下田・百石インターチェンジ付近の1.6キロメートルについて、平成12年度に2車線から4車線への拡幅整備が完成しております。
 その他の4車線化につきましては、国道4号十和田バイパスの供用を初め、周辺の道路整備、街路事業はたくさん行われているわけでございますので、それらによる交通量の分散が期待されるということで、当面、交通量の推移を見きわめ、国に働きかけてまいりたいと考えております。
 それから、一般国道4号七戸バイパスの整備でございますが、国土交通省直轄事業として整備が進められてございますが、平成12年度からは用地買収が行われてございます。今年度は、引き続き用地買収の促進を図るとともに、埋蔵文化財の調査が行われると聞いてございます。引き続き国に対して整備促進を働きかてまいります。
 それから、仮称でございますが、下北・十和田湖・秋田縦貫自動車道路の整備というようなことでお尋ねございました。下北から十和田湖を経て秋田に至る高規格道路の構想は、国の1万4,000キロメートル構想の中、高規格幹線道路網計画の枠組みの外であるというふうなこと、それから現在は9,342キロ以外については、もはや公団による整備というようなことは望めないというようなことでございまして、非常に現時点では提案しにくい状況にあるというふうなことでございます。そういうようなことから、長期的な課題として取り組んでまいりたいと考えております。
 それから、主要地方道十和田三戸線(下切田〜横道工区)及び(指久保工区)の整備についてでございますが、まず最初に下切田〜横道工区でございますが、前回御答弁申し上げた時点から今までの間、新たに面積で5,740平米、地権者6名と契約しまして、前回70%の進捗率と申し上げましたが、現時点では77%の進捗率になってございます。
 橋場橋付近の改良工事も発注してございまして、その橋の一部下部工、それから前後の改良工事も発注する予定としてございます。
 今後とも地元の協力をいただきながら、整備促進に努めてまいります。
 また、指久保工区については、平成11年度から全体計画延長1.3キロに事業着手し、鋭意整備を進めてまいりましたが、今年8月に供用を図ったところでございます。
 それから、一般国道4号十和田バイパスの4車線化についてでございますが、平成13年12月の2車線での暫定供用後の12時間交通量が5,000台から1万台程度になってございまして、交通容量から見てなかなか現時点では難しいのかなと思ってございますが、今後の交通量の推移を見計らいながら国に働きかけてまいりたいと考えてございます。
 以上でございます。
●中村委員
 私も、今申し上げたところの付近の道路は頻繁に走っていますので、それなりには知識は得ていました。今、道路課長の答弁を聞いていますと、なかなか厳しいですね。やはり私の感触では、一般国道4号七戸バイパスの整備についてと、主要地方道十和田三戸線(下切田〜横道工区)及び、まあ、指久保工区は8月供用開始ですからもういいんですけど、この2つが比較的取り組まれているのかなという感じがしまして、これは国土交通省との関係もございますので、やはり財政改革プランのこともあって、一概にすぐどうのこうのとは言えないのかなと。
 ただ、私も当委員会に所属してまだ日が浅いわけですけども、もう毎日のごとく朝早く起きてこの関係する道路を見て回っております。パトロールしているような感じで、まあ、監視員に近いんですけども。
 とにかく、私は十和田市に住んでいる関係で今最も注目しているのは、この下切田〜橋場工区。今、答弁で6名と契約、用地買収、あっ、少し前進したなと。70%の進捗率が77%ですか、あっ、少し上がったなと。橋場橋も発注済みで、これからその前後のことは発注予定というので、4カ月間で少し前進したというように受けとめていますので、ぜひとも頑張っていただきたいと思います。
  監理課についてちょっと質問します。
 東北町の2業者が処分されたと。一番短いので2週間、最長で12カ月間。私は、東北町を含めて上北郡及び十和田市というところは非常に建設業者、業者が多いところでございます。私もたくさんの関係者と話し合いまして、今回の処分が、1人の方は6カ月間程度ということで、もう一人の方は3カ月間ぐらいと聞いておりました。それで、私は十和田市の業者とか上北郡の業者、いろんな方に聞きますと、倒産予備軍はですね、もう20社、30社ぐらいあるというふうに聞いているんですよ。あすは我が身と。ですから、やったことは非常に悪いことだと思っています。ただ、今この長引く景気低迷で3カ月間、6カ月間ペナルティーを受けることによって、またバタバタといかれると、これも私は二次災害だ なと思っております。
 ですから、私は決して今の処分された業者とは何のかかわりもありません。ですけども、この長引く不況のことを考えますと、何らかのペナルティー、この処分についての緩和策というものはないのかなと。ただ、これは執行権にかかわる問題でございますので、私が一議員の身分でああせい、こうせいと言うことはできませんけども、何とか考えていただきたいなということでございますので、答弁ありましたらぜひ答弁していただきたいと思います。
 
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