民主党
青森県農民組合連合会の知事要望に同行

要 望 書
 何十年に一度の異常な気象に私たち農家は、大変苦しんでいます。6月中旬以降の長雨と低温、日照不足により農業全般に亘る大凶作の心配が、いよいよ現実のものとなりつつあります。
 特に、偏西風の影響を受ける私ども県南地方の水田は、8月下旬になってやっと出穂したところが多く、9月になっても稲穂がたれているところは、皆無といってもいい状態です。場所により1993年大凶作以上の不作は、避けられない見通しです。
 長雨の影響は、畑作物にも深く大きく出ています。県南特産の長芋は、生育が不充分で収穫品質ともに大幅な低下は必須です。長ねぎなどは、適宜出荷作業も困難で、出荷しても、水分過多で腐って返品される異常事態続出です。主要な転作作物の小麦、大豆も全滅状態です。トマト、なす等畑作物はまともに生育ができず、自家用野菜さえ購買せざるを得ない惨状です。葉タバコも同様です。
 また、畜産にも長雨の影響が出ています。水分過多の牧草の影響か子牛に下痢が発生し、放牧場から引き取らざるを得ない状態です。
 9月以降の天候の回復にわずかな期待をかけて、これ以上の減収に歯止めをかける為に全力を出して営農に励みますが、今の惨状では行政のご支援なくして、年を越すことも、来年の再生産を見通すことはできません。
 知事に措かれましても、この大凶作対策に心砕かれていることとは思いますが、特に次の諸事項の対策を要望いたします。

1、飯米も確保できない農家が続出の恐れが大です。よって飯米確保および援助を
2、ほとんどの農家が、来年の種子を確保できないことは確実です。種子確保と補助を
3、政府に激甚災害の至急の指定を
4、越年資金、再生産確保のための低利長期の融資
5、10アール当たり1万円以上の高額な土地改良賦課金の減免
6、救農土木事業を市町村と協力して行い、農家の冬場就労の場を確保

以上、大変厳しい県財政事情でしょうが、この大凶作を乗り切って来年から気を取り直して農業経営を永続するためにも、知事のご配慮をお願いいたします。
2003年9月10日
青森県知事
  三 村 申 吾 様

青森県農民組合連合会
会 長 斉 藤 孝 一

営農支援求める
県に県農民組合連

 上北地方1市6町村の農家約千人でつくる県農民組合連合会は10日、記録的な冷夏で水稲をはじめ農作物全般に被害が出ているとして、今後の営農支援を県に要望した。
 同連合会の斉藤孝一会長らが県庁を訪れ、@飯米の確保と援助A来年の種子確保と補助B再生産確保のための低利長期融資C高額な土地改良課金賦課金の減免―などの6項目の知事あての要望書を長谷川義彦出納長へ手渡した。
 斉藤会長は「水稲は1993年以来の冷害となるのが間違いない。畑作・根菜類も質、量とも大きな打撃を受けている」と深刻な状況を説明した。
 同出納長と山本義弘農林水産部次長は「水稲の作柄や農作物被害の状況を見極めながら対応、検討していく」と回答した。

2003年(平成15年)9月11日 東奥日報より抜粋
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